イノサン

あらすじ

18世紀、「自由と平等」を望み、現代社会の出発点となったフランス革命。 その闇に生きたもう一人の主人公シャルル-アンリ・サンソン。彼は、パリで死刑執行人を務めるサンソン家四代目の当主。 その過酷な運命に気高く立ち向かった“純真”を描く、歴史大河の開幕──!!

著者 : 坂本眞一

坂本眞一(さかもと しんいち、1972年7月19日 – )は、日本の漫画家。大阪府出身。男性。1990年、「キース!! 」で『週刊少年ジャンプ』(集英社)第70回H☆S賞入選。同作でデビュー。写実的で筋骨隆々な男性描写が得意。同期漫画家の野口賢、山根和俊と親交が深い。


マンガ大賞おすすめコメント

「昨年は二次選考に残らなかったので今年こそ!」

「ヨーロッパ貴族の豪奢すぎる暮らしと、毎日の食べものにすら困っている平民たちの侘しい暮らし。その両方が色や匂いを伴って表現されている筆致に圧倒される。
裕福さゆえに退屈している貴族と貧しさゆえに娯楽に飢えている平民のどちらもが楽しみにしている残酷な処刑を提供するサンソン一族の苦悩と成長が、心象表現を含んで描かれていて読み応えがある。
フランス革命に近づいてきて、物語が佳境に入ってきた。」

「7巻まで進んでも、圧倒的な作画とストーリーの緊張感は保たれたまま。巻数的に推薦できるのは今年で最後になりそうなので、思いっきりプッシュします。」

「細密な描写に定評がある作者が描く18世紀フランスの刺繍やレースの模様にまず目を奪われるけど、構図についても要所要所で手が止まってしまい舐めるように紙面を見ている自分に気付くこともしばしば。死刑執行の場面なども出てくるのでアニメ化などは困難だろうが、ぜひともフルカラーの愛蔵版を出して欲しい。」

「フランス革命の裏側で生きた処刑人一族を凄まじい画力でもって描き出す。その圧倒的な世界観をご堪能頂きたい!」

選考員コメント・2次選考

「もはやガラパゴス化した読者を圧倒する絵柄の進化で見るフランス革命期の絢爛とグロテスクも見どころながら、
読んでいて興味をもつのはやはり人間の心理や根源を描こうとしている点だ。
なんだか凄いものを読んでいる、という稀有な体験に目も脳も嬉し泣きする作品。読もう。」

「マンガの面白さと画力は関係ない、と思っていますが、この作品に関しては圧倒的な作画なくして語れません。人間賛歌を主軸に置きながら、キャラクターはド級のクセもの揃い。このギャップもたまらないです。」

「細密な書き込み、そしてオノマトペを使わないなど、描くにあたっていろいろなハードルを設けているはずなのにそれを様式美にまで高めてしまう圧倒的な迫力。
一次選考の時にも書きましたが、いつの日か色のついた愛蔵版で読めないかと期待してます。」

「グロテスクなだけの表現は数多ありますが、この作品のグロテスクさは、美しさを感じます。歴史の中で、その時代時代のある一面が、現代では信じられないような残虐さを持っている場合がありますが、当時の人たちもまた、そうした残虐な事が好きだったわけではなく、ただその行為を誰かがやらなければならないものとしてあったのだと思います。
この作品に出てくる人々がどのような過酷な人生を送るのか最期まで見届けたい、最後まで読みきりたいと思える作品です。」

「孤高の存在感が半端ない。漫画の革命を目の当たりにしてる感じです。」

「読むのがつらい作品。前半、あまりに残酷なシーンが続くので本当に嫌になるほど。
しかし、骨太なストーリーと美しい描写が絶品。
衝撃がいつまでも残るので、体調のすぐれない人、元気のない人には向かない。」

「昨年のお正月に友人から勧められて読み始めたのですが、その日中に全巻揃えてしまうくらいハマりました。
絵柄とか、すこしグロテスクな内容とかは人を選ぶと思うのですが、当時の生活感や耽美な感じがまた良いのです!
最新刊は序盤がどっちの方向へ行ってしまうのだろうかという、宇宙的な広がりの展開になっていて…、ちょっと(苦笑)。」

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)